「20代で転職を考えているけど、職歴2年半。。3年は今の職場で耐えた方がいいのかな?」
「入社して2年。今働いている職場は自分に合わないし、人間関係もうまくいっていない。辞めるべきなのかな?」
「20代後半です。今働いている職場は3社目。転職を考えているけれど、新しい責任のある仕事を任されてしまい悩んでいます。30代になればさらに不利と聞くし、どうすればいいのだろう。」
このような悩みに答えます。
今回は「20代の早期転職」をテーマに、転職するタイミングについて注意点を交えながら解説します!
20代が3年未満に早期転職することは決して珍しいことではありません。
一方で、早期転職によるデメリットをなんとなく理解しているからこそ、気持ちの判断がつかず現状維持をしているという人も多いのではないでしょうか?
実は「20代の早期転職は不利」と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。
なぜなら、転職が不利になるか否かは「タイミングと相性」によって左右されるからです。
私はこの「タイミングと相性」を見誤り、2度転職に失敗しました。
この記事では、20代が早期転職の注意点やタイミング、相性のいい職場に転職するコツについて論文の内容も交えながら詳しく解説しています。たった3分で読み終わる内容になっているので、ぜひ最後まで読んでみて下さいね!
この記事を読むと、「職歴を気にして中々仕事を辞められない。これからどうしよう。」そんな漠然とした不安はなくなり、あなたと相性のいい会社をすぐに見つけられますよ!
・早期転職は不利になる可能性が高い
・転職は不況に影響されにくい職種を見極めるのがポイント
・早期転職によって賃金は必ずしも下がるわけではない
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早期転職が労働者にとって不利になる理由3選
20代の早期転職が不利か否かと問われると「限りなく不利に近い」と言えます。
これには、下記の3つの理由が挙げられます。
- 成長機会を失う
- 就業意識が低いというレッテルを貼られる
- 持ち合わせのスキルが少ない
ひとつずつ詳しく解説します!
成長機会を失う
日本の雇用システムでは「新卒重視」の傾向があり、入社後数年間は手厚い育成期間が設けられるケースがほとんど。
採用する企業側にとって、この育成期間中に離職されるということは「採用と育成にかけてきた時間と労力、資金」そのすべてが無駄になることを意味します。
だからこそ、手厚い育成期間を設けることで離職を防ぐという狙いがあるのです。
入社後3年以内に離職するということは、新入社員だからこそ得られる「成長機会」を失うのと同義です。
独立行政法人労働政策研究・研修機構 (2007)の統計調査をみると、企業側が早期離職を防ぐために様々な対策に取り組んでいることが分かります。
就業意識が低いというレッテルを貼られる
早期離職は、次の仕事を得るための中途市場において、就業経験が乏しいだけでなく、就業意識が低いと評価される可能性があります。
特に、20代で複数回転職を繰り返している人は(いわゆる「ジョブホッパー」と呼ばれる人)望んだ仕事に就けないという不利な状況に陥りやすい。
面接時には必ずと言っていいほど、離職理由について問われます。
採用担当者を納得させられるだけの理由があれば話は別ですが、下手に取り繕ったり嘘をついたりすれば余計に不利な状況になることも。
持ち合わせのスキルが少ない
早期転職をした場合、将来的に高収入につながるような能力や即戦力となるようなスキルが不足しているため、中途市場において不利な立場で戦うことを迫られます。
そのため、就職先の選択肢の幅も狭まり「臨んだ仕事ではなかった。思っていたのと違った。」というように行く先々で離職を繰り返してしまうことも。
20代のうちはよくても、その後の30代以降のキャリア形成にネガティブな影響を与えてしまう可能性がでてきます。
早期転職で成功するには「タイミングと相性」が大事
「20代の早期転職=不利」だと思っている人も多いですが、不利な状況をつくらず自分に合った仕事をすぐに見つけるコツがあります。
結論、タイミングと相性を見極めることです。
わかりやすく解説します。
不況期に転職をするのはNG
不況期の転職には注意が必要です。
なぜなら、不況期には採用に回す予算を削らなくてはならないため、採用人数は絞られるうえに即戦力となる人材が求められがちだからです。
つまり、不況期には求職者のポテンシャルや人柄は重視されにくいということ。
早期離職者にとっては不利な転職活動となるでしょう。
どんなに就きたい仕事があったとしても、不況の影響をまさに受けている企業だった場合、望み通りにはいかないことは覚悟しておかなくてはいけません。
好況期は転職成功のチャンス
景気が良ければ、人材へ投資ができるため、企業の採用人数は多くなります。
なぜなら、求職者が即戦力となるようなスキルを持ち合わせていなくても、育成期間中に成長し一人前になってくれれば投資分を回収できるからです。
求職者のスキルよりも「ポテンシャルや人柄」が重視される傾向もあるので、早期離職者にとって転職成功のチャンスと言えるでしょう。
不況に影響されにくい仕事を選ぶ
好景気に転職をするのが有利とはいえ、現実的に考えて「景気を見ながら転職活動をする」なんて難しいですよね。
そこでおすすめしたいのが「不況に影響されにくい仕事を選ぶ」ことです。
これから転職を考えているのであれば、最低限自分の目指している職種や企業が不況に影響されにくいのかどうかを知ることから始めましょう。
例えば、2020年ごろから流行した新型コロナウイルスの影響によって、多くの企業が不況の打撃を受けました。一方で、IT業界のようにほとんど影響を受けていない企業があったのも事実です。不況に強い職種を選ぶことで、賃金面での不満なども未然に防ぐことができます。
不況期の転職は、ある程度「条件面での妥協」も必要です。
ほとんどの条件で折り合いがつきそうだったのに、年収や仕事内容にどうしても譲れない条件があったことで内定を見送られるなんてこともあるからです。
入社後のがんばり次第で、条件交渉に応じてもらえる可能性もあるので、柔軟に選択肢を広げられるようにしておきましょう。
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早期転職によって賃金は必ずしも下がるわけでない
萩原牧子氏による「若年転職行動の国際比較研究」という博士論文によると、
入社後3年以内に離職することが、その後の賃金にネガティブな影響を与えることが示されています。
具体的には、入社後3年以上継続してからの離職については、その後の賃金に転職未経験者と比べて有意な差がみられない一方で、入社後3年未満の離職では、その後の賃金にネガティブな差を生じることが分析によって示されています。
この結果は、入社後数年の濃密な能力形成機会を損失した結果か、もしくは、3年未満離職者に対する企業側のネガティブ評価の表れと解釈できるとされています。
この論文ではアジア7カ国を対象にした分析の結果、日本を除くアジア7カ国では、転職によりポジションを得たり、年収を増加させる傾向が確認されたとされています。
つまり、早期転職が必ずしも賃金の低下につながるとは限らないということです。当人の能力や労働市場の状況によっては、転職によって賃金が低下する場合と向上する場合の両面があるとみていいでしょう。
離職にベストなタイミングとは
結論、「個人の目的によってベストタイミングは異なる」です。
具体的には、下記の3つの観点からあなたにとってベストなタイミングを見つけます。
- キャリアアップ
- ストレスからの解放
- 自分に適性のある職探し
詳しく解説します!
キャリアアップ
「30代で起業するのが夢。そのためには、今の職場ではなくて新しい環境でキャリアアップを目指してみたい!」
「今よりも年収アップしたい!」
「もっといろんな環境で経験を積みたい!」
こういった上昇志向のある方は、事前の転職先はリサーチしたうえで、退職日を決め、早いうちに上司に報告をしましょう。
ただし、「キャリアアップのため」と曖昧な説明をするのはNGです。
なぜなら、一見「キャリアアップ」という言葉はポジティブに聞こえますが、会社側からすると
「それなら今の会社でも十分目指せると思うよ?」
「今の会社じゃ、キャリアアップできないってこと?あなたの姿勢に問題があるのでは?」」
というように、説明に具体性がないと、ネガティブな印象を与える可能性があるからです。
「自分が将来的にこうなりたいから、そのためにあの企業でキャリアを積みたい」いう具体的なビジョンを伝えることが大切です。
短い期間であっても、強い熱意を持った姿勢は必ず相手に伝わります。
できるだけ会社と円満な話し合いができるように準備を進めましょう!
ストレスからの解放
「会社の上司からのパワハラに耐える毎日。明日もあの職場に行くのかと考えるだけで吐き気がする。胃が痛い。。」
「社員の中に自分と合わない人がいる。私は仕事である以上、私情を持ち込むつもりはないし、そもそも好かれたいためにやってるわけじゃない。なのに、あからさまに私にだけ態度が悪い。もう耐えられない。」
「今すぐやめたいけど、今後のキャリアのことや他のスタッフへの負担を考えるとよくないのかなと思って中々一歩が踏み出せません。」
今の職場に何かしらの不満やストレスを抱えているという人は、今すぐに辞めてOKです!
ただし、退職の旨を伝えるのは「会社と交わした雇用契約書、労働規程を確認してから」が定石です。
なぜなら、一般的には、退職の旨を伝える期間というのは各会社ごとにルール化されているためです。
契約を交わした時点で規定に承諾したものと見られるため、もし仮に規定を無視し突然退職をしようとした場合、会社側とトラブルになってしまうことも。
ストレスが原因で転職した経験のある私ですが、転職前に勤めていた最初の職場でパワハラに遭っていました。辞めたいとは思いながらも、タイミングを見誤ったことでなかなか辞めることができませんでした。
その結果、鬱病になり、胃潰瘍も繰り返す状態に。
そうならないためにも、働きながら「なんかヤバいな」という違和感を少しでも心と体で察知した場合、すぐに転職することをおすすめします。
ただし、法的な問題はきちんと回避した上での行動が必要です。自分の身を守れるのは自分だけです!焦らず、計画的に退職日を決めましょう!
自分に適性のある職探し
「自分の本当にやりたい仕事がなんなのか分からなくなった。少なくとも今働いている職場ではやりたいことがない。」
「異業種へ転職したい!」
「自分に適性のある仕事を探したい!」
自分の適性や関心を踏まえた職探しを行う場合、転職のタイミングは自己理解が進んだ時がベストです。
自分の強みや興味が明確になった後に希望の職種に応募することで、満足度の高い職場に出会える可能性が高くなります。
自己理解を進めていない段階にも関わらず、なんとなくで転職をしてしまうと、転職先でもうまくいかず行き当たりばったりの状態になることも。。。
焦らずじっくりと自己分析を進め、適切な職探しを行うよう心掛けてください。
自分がどのような職種に適性があるのか知りたい!という方には下記がおすすめです。診断は無料なので、まだやってないという方はぜひやってみてくださいね!
まとめ
20代で早期転職をすることは、社会一般的にみるとネガティブな印象が強く、実際中途市場において不利な状況で戦わざるを得なくなります。
しかし、職場選びというのは、求職者と企業の間でミスマッチが生じやすいというのも事実です。
働く側に問題があるケースもあれば、そうでない場合もあります。
早期転職する場合には、不況に影響されにくい職種を選ぶことや目的によって辞めるタイミングを見定めることが大切です。
準備を怠り、なんとなくで転職をしていると、その後も転職を繰り返し、望んだ仕事に就けなくなる場合もあるので注意しましょう。